NUCLEONトリムの使い方

NUCLEONのトリムライザーは最低速度トリムの位置で、
ヨーロッパ規格を取得しています。
トリムを使用する事はヨーロッパ規格の取得範囲以外の飛行をする事になりま
すので、そのリスクをユーザー自身が負う事に同意した事になりますので、
安全な飛行を行えるように十分な理解をお願いいたします。

離着陸時はトリム0の位置が標準的使用方法です。
高速トリムでは飛行速度が高速になりますので、十分な注意が必要です。
安全な飛行を楽しんでください。         



Toggleブレークコードは  低速トリムほどクイックに旋回します。
ALCボールは      高速トリムほどクイックに旋回します。



ティップステアリングは  高速トリム位置の時に効果的に反応します。



スピードバーは   最低速トリム位置では使用しないでください。翼形が変形して失速特性が
悪くなりますので、0トリム以上の高速域で使用してください。
高速飛行トリム位置ほど効果的に作用します。
安定した大気の中ではフルトリムでフルアクセルが使えます。



ライズアップ

NUCLEONは元々ライズアップは軽く上がりやすい機体なので楽に行えます。
離陸時のライズアップは、
その性能を使ってトリムライザーを低速状態にしてもライズアップは可能です。

そのまま離陸も短距離で浮きやすいので、使いやすくなります。
トリムライザーのベルトは低速側に全て引っ張ってもライズアップ可能です。



着陸

また、着陸時もこの低速トリムの状態で行うと低速着陸となり、安心です。

離陸と着陸は  最低速トリム位置から0トリムで行います。


0マーク

トリムのベルト位置では、0のマーク位置がオールマイティーな設定です。
無風時から強風時まで、この0位置でライズアップ可能です。

しかし、パイロットの体重によってはスピードが速くなってしまうので、
0以下のマイナス側までの低速トリムも使用できます。





飛行してからの飛行速度は

ほとんどのコンデションで高速から低速までのトリムが使用可能ですが、
不安定な風の中ではトリムは低速位置の方が安心です。

ソアリング飛行は  最低速トリム位置から0トリムで行うと揚力が大きいので
ソアリングしやすいです。


潰されるほどの悪い風の中では、回復しやすい低速トリムが安全です。
そのような風の中での飛行は、トリムは0位置以下の低速にして、
アクセルバーでの加速を使った方が安心です。

アクセルの場合は潰されるような緊急時に、
すぐにアクセルの使用を止めて通常の迎い角に戻せるので、
潰れからの回復時間は早くなります。

ヨーロッパ規格は低速トリムの位置で取得しています。



飛行速度範囲は

25km/hから60km/hくらいの速度では安定して飛行できます。
つまり、かなりの強風でも飛行できると言う事です。

しかし、強風になれば通常の風の状況ではないので、
離着陸や乱気流にはかなり注意が必要です。

十分な安全のマージンを確保して飛行するべきです。

リフレックスウイングの優位性を飛行の安全のマージンを大きくする事に使って、
楽しい飛行を行いましょう。











不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

フライトシステム 五十嵐亮弥

tel. 090 4552 8003





トップへ
戻る



NUCLEONティップコントロール
NUCLEONトルクキャンセラー
NUCLEONトリム技術情報