アクティブコントロールと原理

アクティブコントロールとは、
グライダーの位置エネルギーをスピードに変換したり、
スピードを位置エネルギーに変換する事で目的に合った飛行を行う事です。

一般的に風によってピッチアップしたグライダーをピッチダウンして失速しないようにしたり、
また、その逆の操作をおこなう事を言います。

しかし、外来の影響に対応するだけでは思ったような飛行はできません。
なぜなら、パラグライダーは無尾翼なので、そんなに細かいコントロールはできません。

この方法を使えるようになれば、ターゲットランディング、スラローム、ソアリングなど
あらゆる飛行に応用できます。






セールプレンの場合は尾翼が有るので、ピッチアップダウンが簡単てす。
さらに、その時の迎え角を維持できるのです。
ハンググライダーも無尾翼ですが体重移動が出来るので、迎え角を維持できます。
パラグライダーのアクセルやトリムも迎え角を変更して維持も出来ますが、
細かいタイミングでの操作は不可能です。




ハンググライダーやセイルプレーンとの大きな違いは、
パラグライダーのパイロットと翼の距離が違う事です。
パラの場合は5mから7m
ハングの場合は1.5mから2mくらいです。
セイルプレーンは0mです。
この違いを使ってパラは尾翼の代わりの機能をはたせるのです。



尾翼の代わりに、こく短時間だけこのピッチング操作が可能なのは、
図で示すように、

自動的にグライダーが安定してしまうからです。












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